最近父親の難病の定期健診があった。その際にMRIをとってもらった。
脳に見てわかるような変化はみられなかった。少し海馬が小さくなっているようだが、それ以外は特に問題なかった。
でも父親は明らかにボケてきている。認知症なのではないかと思っていたが、診断は軽度認知障害だった。
軽度認知障害とは「認知症の一歩手前の状態」のことらしい。エーザイのサイトにわかりやすく書いてある。
担当の医師からは、軽度認知障害は、悪化して認知症になることもあるし、認知症にならずにずっと軽度認知障害のままのこともあるし、回復することもあると言われた。
回復する可能性があると言われたのは驚いた。軽度だと治ることもあるらしい。
回復してくれたらうれしいけど、そんなに都合よくいくだろうか。あまりネガティブに考えるのもよくないが、最悪認知症になるケースも想定しておかなくてはいけない。
認知症になったらどう接すればいいだろう。
私は普段まったくイライラしないので、最近の父親のボケにも動じずに冷静に対応している。認知症になっても同じようにできるだろうか。
身内に認知症の人がいる話は聞かないので、どうなるのかまったく予想がつかないが、父親がどうなっても見捨てたりはしないだろうと思う。
今もボケて妙なことを言ったり突飛な行動をすることはあるけれど、そんなに問題なく生活ができているので、このままの生活が続いていってほしい。回復してほしいとまでは望まないけれど、認知症にならないでいてほしい。
願いはかなうだろうか。