お題「#この1年の変化 」
1年前の日記を読んでみると、姉が結婚をして家を出て行ったこと、障害年金の申請をしようとしていること、就職活動に向けて活動していることが書かれていた。
1年前はB型作業所に通っていた。
会社を辞めてひきこもりニートになり、幻聴が聞こえるようになって精神科へ行った。統合失調症と診断され、就職するためのステップとして作業所へ通うようになった。
服薬と通所で徐々に精神が安定してきて、就職活動を行えるくらいまで回復してきた時期が1年前だ。
スマホが壊れて買い替えたり、外へ出る習慣をつけるためにポケモンGOを始めたり、祖父が亡くなったり色々あったけど、一番の変化は就職したことだ。
朝からちゃんと起きるようになり、給料をもらえるようになった。
就職してからまだ1か月程度しか経っていないので、慣れないことも多いけど、就職できて良かったと思っている。
労働時間が短くて、時給はほぼ最低賃金と同じなので、収入はわずかなものだけど、社会の一員として認められているという感覚は生きていくうえで大切なものだと思う。尊厳は大事だ。
作業所に通っていたころは世間に対する負い目が少なからずあった。家族は働いていないことに対してあまり何も言わなかったが、自分は世間から見たらバッシングを受ける対象なんだなと耽ることはあった。
就職活動自体は案外難しくなかった。障害者向けの合同説明会に参加して、自分の適性と一致していそうなところを一社受けて受かった。運が良かったと思う。
私は大学で電子情報工学科というところに通っていて、プログラミングに関するスキルが多少あった。今の会社はVBAのプログラムが組める人を探していたので、ちょうどいいということになり採用された。大学で基本情報技術者の資格を取っていたことも有利に働いたみたいだ。
大学で習っていたのはC言語だったのでVBAのプログラムにはまだ慣れないけど、徐々に覚えていけばいいと上司から言われているのでマイペースにやっていこうと思う。
今の会社はとても働きやすい。無理な仕事を振られることもないし、休みたいときに休めるし、声を荒げたりパワハラまがいのことをしてくる人もいない。体調を一番に優先してくれる。仕事上の困りごととかそれ以外の生活面での障害について話し合う面談が定期的にあるので、何か伝えにくいことが起きたときにも相談しやすい。
うまくできないことで怒られることはあるけど、高圧的なものではなく丁寧に注意してもらえるのでありがたい。(丁寧な注意でも精神的に負担に感じることはあるけど、、、繊細すぎるのかもしれない)
この会社でいつまで働けるかわからないけど、今の生活で困ったことが起きない限りはずっと働きたい。
実家から出て一人暮らしできるような給料ではないので、親の収入に頼ることからは逃げられないけど、それもそれで自分の人生なのかなと思ってる。今の親は介護が必要な状態になりかけているので、もしかしたら親が亡くなるまでずっとこの状態かもしれない。
この先の1年はあまり変化のない1年になるかもしれない。でもそれは良いことだと思う。あまり変化は起きてほしくない。きっと良くないことだと思うから。
健全な精神と健康な肉体で安定した人生がほしい。